風景画を描く時の考え方

【風景】そうだったのか!風景画を描く時に必要な光。光を描くコツと考え方とは?

こんにちは!nagaです。
8月も終盤になり
学生さんたちは
夏休みも終わりに近づいていますが
暑さはまだまだのようで


毎日続いていますね。
どうぞ、体調に気をつけて
お過ごしください。

今回は、風景】そうだったのか!
風景画を描く時に必要な光。
光を描くコツと考え方とは?

ということについて
お話ししていこうと思います。

風景画を描く時
主に、野外の風景を描く方が
大半だと思うのですが
その時に、必ず必要になってくるのが
この【光】です。

光を考えて描いたり
風景の中に
取り入れられるようになると
絵の表現の幅も広がるので
ぜひ参考にしてもらえればと
思います。

ではいきましょう!
( ´ ▽ ` )ノ

風景画を描くときに必要になる【光】
光とはいったい何なのか?

光とは、無色透明なので
実物を目で見ることはできません。


実は、人間に見えているのは
人間の目を通った光が
脳に情報を伝えて
「色」という感覚に働きかけ
「色」として人間には見えているだけ

「光ってるじゃん」
と思って、実際に見えているのは
実は「光」を「色」として
とらえて見ているわけです。

なので、この世に太陽や月が
存在しなければ、
人間には何も
見えない
ということになります。

では、どうやって無色透明の
光を見るのか?というと
小学校の実験でも覚えがあると
思いますが

ガラスなどの透明なものに光を通すことで
光を見ることができます。

ですが人間が、光から色をとらえる細胞は
全ての光を捉えることはできません。

人間が色として感じることができるのは
(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)
この7色だけを、色として
見ることができます。

分かりやすいのは、【虹】です。
雨上がり、水蒸気(水の粒)に
光が反射しているため
虹の色は7色と言われていますが
実は、もっとたくさんの色が存在しています。

でも、人間の目にはこの
7色しか色をとらえる細胞がないので
見えることができないというわけです。

では、黒と白はどうなのか?というと
これは、光と色の三原色に関係します。

光の三原色とは
赤・青・緑この3色の光を混ぜた時
白い光になります。

これを白光色といい
太陽や月の光と、同じになります。

では、黒はどうなのか?というと
色の三原色でいう
赤・青・黄この3つを混ぜると
黒になり、何も見えなくなります。

どういうことか?というと
初めに言いましたが
人間の目は、光を、目を通して色と
認識しています。

例えば、目の前に赤いりんごがあります。
なぜ赤く見えるのか?というと
りんごに当たっている光が
赤い光以外の光をりんごが吸収し

赤い光だけを反射して
人間の目を通して
りんごが赤く見えているからなんです。

葉っぱもそうです。
なぜ、葉っぱは緑に見えるのか?
というと

葉っぱに当たっている
緑の光、以外の光を吸収し
緑の光だけを反射して
人間の目を通して
葉っぱが、緑色に見えているからです。

これと同じように
白く見えるものはどうなのか?
というと

白く見えているものは
全ての光を、吸収せず
全ての光を反射しているため
光が乱反射し、色が混ざり合って
目を通し、白く見えています。

先ほども言いました
光の三原色で白く見える
という過程です。

逆に、黒く見えているものは
全ての光を吸収しているため
反射する光がなく
目を通して黒く見えているんです。

私はこの事実を知った時
本当にびっくりしました。
モノには色が付いているんだと
ずっと思っていましたから。。。
Σ('◉⌓◉’)

でもそうではなく
光の反射を見ることによって
人間は色を初めて、認識できている

いうことだったんですね。
驚きでした。

なので、一人として全く同じ絵を
描くことができないのは

人間の光をとらえる細胞の数も
人によって違う
わけですから
このことで、納得できますよね。

自分には、赤く見えるけど
Aさんにはピンクに見えるとかね。

こういうことから始まっているわけです。

では、光について理解したうえで
どういうことに気をつけながら
風景に光を取り入れて
いったらいいのか?
ということについて
解説していこうと思います。


風景画を描く時に必要になる【光】
光を描くコツと考え方とは?

① 光の反射の違いを描き分ける

光の反射は、屋外や屋内
季節や場所、時間などによっても
さまざまな違い
があります。

例えば、屋内よりも屋外の方が
光の差し方も強いですし
明暗(明るい部分と暗い部分)の差
も大きくなりますし

季節でいえば
夏と冬では、夏はギラギラと
太陽も照り、日差しもかなり強いし
光もとても明るいですが

冬は、晴れても日差しは
それほど強くなく
柔らかい光になります。

時間でいうと
朝と夕方でも違いがあります。
朝は、光が強く差して
比較的明るいですが

夕方には、光はさほど強くなく
影が長くなります。
時間で描く時には
この影の差し方もポイントです。

② 光の屈折を考える

光は、透明なモノ
(ガラスや宝石、水中、花瓶・・・・)
の中を通ると屈折します。

ガラスのコップに
ハシやスプーンなどを入れて
横から見ると
ハシやスプーンがズレて見えたり
曲がって見えたりしますよね。

あとは、湯船につかりながら
自分の手を見た時
手の角度を水中で動かして
水面より上から見ると

指が太く短く見えたり
細く長く見えたりします。
すぐにできるので
一度やったことがない人は
やって見てください。

こんな風に
透明なモノを通して見ると
光は必ず屈折するので
これを描きわけると
より水中・水面らしく見えます。

今回のまとめ

今回は、【風景】そうだったのか!
風景画を描くときに必要になる光。
光を描くコツと考え方とは?

ということについてお話ししました。

【光】は無色透明で
光の色は無数に存在していますが
人間の目に見える、人間が
光をとらえることができる細胞は


(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)
この7色だけを、色として
見ることができる
ということ。

人間が【色】として感じているものは
光を吸収したり、反射したりすることで
様々な色として感じ
認識している
ということ。

光を描くコツと考え方としては
① 光の反射の違いを描き分ける
ということで

屋外や屋内、季節や場所
時間などによって、光の差し方や
差す方向が違うので
その光の反射の違いを描くということ。

もう一つは
水面や水中などを描くときは
② 光の屈折を考えるということ。

光は、透明なモノ
(ガラスや宝石、水中、花瓶・・・・)
の中を通ると屈折するので
これを光とともに、描きわけると
より、水中や水面らしく見える
ということでした。

文字にすると、【光】は
見えないものなので
なかなか伝えづらいのですが
自分なりに、なるべく
分かりやすく書いて見たので
ぜひ参考にしながら
光を取り入れてみてください。

では、また次回!
( ´ ▽ ` )ノ