風景画を描く時の考え方

【花を描く】知ってた?風景画で花を描くときの意外な考え方とは?

こんにちは!nagaです。
気候も暖かくなったり
寒くなったりと

春がだんだんと
近づいてきている気配を
感じますね。
( ´ ▽ ` )

今回は、春の季節も真近ということで
【花を描く】知ってた?風景画で
花々を描くときの意外な考え方とは?

を詳しく解説していこうと思います。

花をモチーフにして描くとき
花単体で、クロースアップで描く時は
あまり難しさを感じず
そのまま見た感じを描いたりすれば
いいと思うのですが


風景として描く場合
一つ一つの花びらまで描くというのは
とても大変で難しいですよね?

なので、今回は遠景の花の場合
どういうふうに考えて
花々を描いていったらいいのか
ということにつて
お話ししていこうと思います。

では早速解説していこうと思います
いざ!
( ´ ▽ ` )ノ

風景画で花々を描くときの意外な考え方とは?

花というと色々ありますよね。
遠景を描くときには
花木(かぼく)といって
樹木に生えている
花のことを
言いますが

主に春ならば
桜や梅など、枝に小さな花が
いくつも連なって咲く花が
遠景を描く時によく
描かれたりします。

また、中景〜近景には
草花・生花などの比較的
丈が低く、樹木にならない
茎の先に花が咲くもの
菜の花や紫陽花などが
描かれたりします。

この花ですが、比較的丈の低い
中景〜近景に描く花は
花びら一つにしても
近づいてよく観察すれば
描けるとは思うのですが

遠景の花木、桜や梅、桃などの
小さな花がいくつも連なった花々を
描くというのは
簡単そうに思えますが
結構難しいのかなと思います。

実際に私も
この花木の集合体を描く時に
とても難しく感じて
どうやったら、それらしく
描くことができるのだろうと
色々悩んだりしていました。

まずは、花木の場合の考え方から
いきたいと思います。

1. 花を一つ一つで考えず
塊として考える

花木の花は、一つ一つの花が
風景全体から見ると
とても小さいですよね。
なので、これを描こうと思って
そのまま描いてしまうと

いくら時間があっても
足りませんし、膨大な数を
描くことになってしまいます。

なので、いくつかの塊として
花々を考えて描く
といいです。

例えば、桜や梅、桃などの花木類を
ポップコーンのように当てはめて
考えてみてください。

一つの枝ぶりに
ポップコーンをいくつも
くっつけたような感じです。
実際にポップコーンを買って
よく見てみてもいいです。

ちなみに、こんな風に
実際に桜の枝を作ってみました。
(ポップコーンと小枝のお菓子)
↓↓↓↓↓

遠景の花木なので
花一つ一つを描かなくても
それらしく見せるには
十分な考え方になります。

また、草花の菜の花畑などを
描く時も、このポップコーン
が当てはめられます。

菜の花の花の部分も
集合体になると
一つの茎に、いくつも小さい花が
咲いているため
です。

ですが、コスモスやチューリップなど
花が単体で一つで咲いている
草花や、生花にはこのポップコーンの
当てはめは使えません
ので
注意してください。

風景画で花畑を描くには
視写界深度を利用してみよう

例えば、同じ花は花でも
地面から咲く花
チューリップ畑や
ラベンダー畑、菜の花畑などが
遠景〜近景まで一面に
咲いている場合

この場合は、一つの点として
考えていく
といいです。
遠くにある花は小さい点のように
近くにくるほど、花の形は見えるように
なってくるので、近いほど
詳細に描きます。

このような見え方を
視写界深度と言います。

視写界深度とは
ピントがあっているように見える
範囲のことをいい
範囲が広いと被写界深度が深い
狭いと被写界深度が浅いといいます。

この言葉は、よくカメラで
使われる言葉ですが
風景で花を描く時
特に、花畑や草原を描く時に使えるので
覚えておくといいと思います。

今回のまとめ

今回は、【花を描く】知ってた?風景画で
花々を描くときの意外な考え方とは?

ということについて
お話ししました。

桜や梅などの花木
を描くときは


1. 花を一つ一つで考えず
塊として考える

ということ。

風景で花木類の花を描く時に
一つ一つの花を描いていると
膨大な時間がかかってしまうので
いくつかの塊で考えて
花を描いていくといい
ということでした。

そして、地面から咲く花
チューチップ畑や
ラベンダー畑、菜の花畑など
一面に花が咲いているような
風景を描く場合

視写界深度を
考えながら描いていくと
いいということでした。

一つの花を点として考えて
遠くにある花は小さい点のように
近くにくるほど、花の形は見えるように
なってくるので、近いほど
詳細に描くということ。

この視写界深度は
草原を描く時にも使えるので
ぜひ覚えて使ってみてください。

季節はだんだん春に向かい
いろんな花々を描く機会も
これから増えていくと思うので
ぜひ、挑戦してみてください。

ではまた次回!!
( ´ ▽ ` )ノ