
こんにちは!nagaです。
今回は、【アイレベル】
風景を描くには
アイレベルを理解して
色々なモノの見え方を
考えてみよう!
ということについて
お話していこうと思います。
【アイレベル】この言葉を
絵を描いている人なら
一度は耳にしたことが
あるかと思います。
アイレベルとは
英語で表すと
【Eye Level】
絵を描くうえでの
アイレベルは
カメラの高さのこと
をいいます。
このアイレベルの位置を
どのくらいにするか
によって
絵の見え方が
色々と変わってくるので
知っておくと
より変化のある風景を
楽しみながら
描くことができるのでは
ないかなと思うので
ぜひ最後まで
読んでみてください。
ではいきましょう!
( ´ ▽ ` )ノ
アイレベルのモヤモヤ!
風景を描くには
まずアイレベルを理解してみよう

先ほども言いましたが
アイレベルとは
絵を描くうえでは
英語で表すと
【Eye Level】
カメラの高さのこと
をいいます。
このアイレベル
という表現は
きっちりとした定義がなく
色々な業界で
高さを表す具合が
違っていたります。
建築業界では
見る側の目の高さを
アイレベル
と言ったり
地平線HL
(Horizontal Line)
ホリゾンタルライン
といったり
EP(Eye Point)
アイポイント
といったりしますが
絵を描くうえでの
アイレベルは
カメラの高さ
というように
理解した方が
分かりやすいと
思いますので
ここでの
アイレベルは
カメラの高さ
というふうにして
説明していこうと思います。
下の写真を見てください。
あなたは
この場所でカメラを持って
撮影しているカメラマンです。
下に真っすぐな道が
ありますが
この真っすぐな道
ずっと向こうまで行くと
一つの点(オレンジ点)
に向かって
手前から奥へと
道の幅がだんだんと
小さく狭まっているのが
分かると思います。

そして
点に向かって狭まっていった
道の終わりは
もっと遠くにあるので
実際にはまだまだ
先に続いていますが
この場所から
見ている時点では
オレンジ点のあたりで
道は消えてしまっている
かのように
見えていますよね?
これを字のごとく
【消失点】と言います。
そして
この消失点がある
同じライン上を
アイレベルと言います。
あなたが立って
カメラを持ち
撮影している
カメラの高さと同じです。
このアイレベルは
カメラで撮影する高さによって
いろいろと変化します。
下の図のように
カメラの位置が低くなれば
アイレベルも
同じく低くなります。

そして
カメラの位置が高くなれば
アイレベルも同じく
高くなります。

ならば、アイレベルは
水平線と同じ
ライン上にあるのでは?
と思うかもしれませんが
現実はそうではなく
アイレベルと水平線は
同じラインではありません。
アイレベルは
あくまでカメラの高さで
水平線は水平線です。
その違いを
説明していこうと思います。
風景を描く時のモヤモヤ!
アイレベルは水平線とは
違うのか?同じなのか?

アイレベルは
水平線とは同じではないと
先ほども言いましたが
ではなにが違うのか?
下の図を見てください。
ロボ君の身長が
150㎝だとした時
ロボ君がどんなに
遠く離れて小さく見えても
地面とアイレベルの間隔は
どこまでも150㎝の
間隔があいています。

遠くを拡大してみます。
こんなふうに
ロボ君が、かすむほど遠くでも
間隔は変わりません。

では、分かりやすく
これを真横から考えてみます。
真横から見ても
アイレベルと地面の間は
150㎝で変わりませんし
地面と同じラインに
アイレベルが交わることは
ありません。

これも拡大してみます。
横から見ても
間隔は変わりません。

ではなぜ、地平線と
アイレベルは同じ
というようになったのか?
それは
絵を描く時に
そこまで細かく描き分けて
絵を描く人はいないからです。
遠くの点のように
小さくなった風景部分を
描く時に
いちいち
150㎝の間隔をあけて・・・
なんて描きませんよね?
結局アイレベルと
地平線はだいたい同じ
ライン上になってしまう。
なので
アイレベルと地平線は
実際に言えば
絶対に交わることは
ありませんが
絵を描く時は
そこまでいちいち
細かく描き分けないので
だいたい同じライン
ということで
アイレベルと地平線は
同じというように
なったのではないかと
思いますし
絵を見る側も
遠くにある点のような
部分をいちいち
アイレベルがどこで
地平線がどうでなんて
考えながら見る人も
いないと思いますしね。
これも以前お話した
絵作りの演出の1つ
それらしく見せる部分
なのではないかなと
思います。
なので
地平線とアイレベルは
同じラインではないけれど
絵を描くうえでは
だいたい同じに
なってしまうので
そのことを頭の片隅に
入れながら絵を描いていくと
分かりやすくなるのでは
ないかなと思います。
今回のまとめ

今回は、【アイレベル】
風景を描くには
アイレベルを理解して
色々なモノの見え方を
考えてみよう!
ということについて
お話してきました。
アイレベルには
きっちりとした定義はなく
業界によって
様々な位置づけに
なっていますが
ここでは
アイレベルは
カメラの高さということ。
そして
カメラの位置が高くなれば
アイレベルの位置も高くなり
カメラの位置が
低くなれば
アイレベルも低くなる
ということ。
アイレベルは
実際には地平線と
同じラインではないけれど
絵を描くうえでは
だいたい同じラインに
なってしまう。
絵作りとして
それらしく見せる部分
ということでした。
本当に
このアイレベルと
地平線に関しては
さまざまな解説があって
今回お話したことが
全て正しいことでは
ありませんので
自分なりに
納得のいく答えを
いろいろ見つけて
理解するのも
いいのではないか
と思います。
ぜひ参考にしてみてください。
ではまた次回。
ヽ(^o^)丿
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