風景画実践

【色鉛筆】画材は日々進化している!?風景画にも使える色鉛筆と消しゴムとは?

こんにちは!nagaです。
新緑がキレイな
芽吹きの季節になってきましたね。

先日、知り合いの
おばあちゃんが
今、デイサービスに通っていて
色鉛筆で絵を
描いているのだけれど

間違えて塗ったところの色を
消したいということで

今までは砂消し
使っていたのだけれど


(おおっ?砂消し!
懐かしい響きだ。。。
( ´∀`) 心の声 

砂消しだと
画用紙やA4普通紙が
ボロボロになってしまうので
ボロボロにならない
何かこの色鉛筆を消せる

いい消しゴムはないの?
と相談されたので

その時のことを含め
同じように
思っている人のためにも

今回は【色鉛筆】
画材は日々進化している!?
風景画にも使える
色鉛筆と消しゴムとは?

ということについて
お話ししていこうと思います。

先日、風景画を描くときに
オススメな画材として
少しだけ、パステル鉛筆や
クーピーのことをお話ししましたが

色鉛筆と言っても
今はかなり色々な
用途に合わせて、たくさんの
種類の色鉛筆が
販売されていますよね。

そこで、まずは
この色鉛筆の種類は
どんなものがあるのか?

どういう時に
どんな用途に合わせて
使い分けていいのか?
ということについて
お話ししていこうと思います。

ではいきましょう!
( ´ ▽ ` )ノ

画材は日々進化している!?
風景を描く身近な画材。油性色鉛筆とは?

一般的に、色鉛筆
といわれて想像するものは
一度描いたら
消すことはできない
油性の色鉛筆のことを
思いつくと思います。

油性色鉛筆とは
色鉛筆の顔料(色)を
ワックスやオイルで
固めて芯にしたもののこと
を言います。

この、ワックスやオイルは
水では溶けないので
溶かすときには
揮発性の高い油

(主に、油絵具で使う油)
などで溶かします。
なので、油性色鉛筆
呼ばれています。

この、油性色鉛筆には
芯が硬いものと

柔らかいものが
販売されています。

子供の時に使った
比較的安価な値段の色鉛筆は
ほとんどが、芯が
硬いタイプかなと思います。

硬いタイプのものは
線で絵を描くときや
細かいせまい部分などを
塗るのに向いています。

芯が柔らかい
タイプのものは
セットで買うと
比較的高価な色鉛筆で

絵を描く人や
デザインを描く人達に
多く使われたりしています。

柔らかいタイプのものは
描いていても芯が
とても柔らかいので
広い面を塗ったり
大まかに塗っていく時などに
向いています。

油性色鉛筆は
先ほども言ったように
オイルやワックスで
固めて作っているので
塗り間違えたとしても
消すことはできません。

これも、クーピーの時に
少しお話ししましたが

油性色鉛筆は
オイルやワックスなどの
粘土性の高い
成分で作られているので

紙の表面の
デコボコした部分(繊維)
の間に入ってしまうと
デコ凸の部分は消えても

ボコ凹の部分には
どうしても残ってしまうので
消えなないということになります。

今は、油性色鉛筆専用の
消しゴムがいくつか
販売されています。

これを使うと
多少は消えますが
描く前のように
真っ白にはなりません。
うっすらと残る感じです。

油性色鉛筆の他にも
色鉛筆と呼ばれるものが
いくつかあります。
それを次に
紹介していこうと思います。

画材は日々進化している!?
風景を描く身近な画材。水彩色鉛筆とは?

水彩色鉛筆とは
顔料(色)を水で
溶ける成分を使って
固めて芯にしたものを言います。

水彩色鉛筆も
芯が硬いタイプと
柔らかいタイプのもの
が販売されています。

これも、先ほど
お話しした油性色鉛筆同様に
硬いタイプのもは
線で描く時や細かい部分を
塗るときに向いていて

柔らかいタイプのものは
広い面や大まかに塗る時に
向いています。

私もこれを知らなくて
なぜこんなふうになるのかな?
と思っていたことがあるので
気を付けてほしいのですが

水彩色鉛筆の
硬いタイプのものは
筆で水に溶かしても
筆圧によっては
線が残ってしまうときがある
ということです。

色をもっと濃く
つけたいなと思って
ガシガシと強く塗って
さて筆で水を塗るかと
思って塗ると・・・

跡が残ってる!
( ´Д`)・・・。

だめだコリャ。

と、こんなふうになります。
濃く塗りたかったら
最初から絵の具にしましょう
ってことですね。

これは、私が
失敗したようなことをせず
描く時に筆圧を
あまりかけないように描いたり
塗ったりすれば
問題ないと思いますので

その部分だけ
気を付けながら描いて
もらえればいいかなと思います。

油性色鉛筆、水彩色鉛筆
についてお話ししてきましたが
次に、パステル色鉛筆
というものも
風景を描く時には
結構便利なので
お話ししていこうと思います。

画材は日々進化している!?
風景を描く身近な画材。

パステル色鉛筆とは?

パステル色鉛筆とは
オイルやワックスなどを
いっさい含んでいない
色鉛筆のことで

画材のパステル
というものが
販売されていますが
これを細くして
芯にしたものをいいます。

描き具合は柔らかく
指やサッ筆などを使って
ぼかしたりするのにも
向いています。

画材のパステルは
一本が太いですが
パステル色鉛筆は細いので
細かい部分を塗ったり
することができるので
とても便利です。

これも私は最初知らなくて
失敗したことがあるので
こうならないように
気をつけてほしいのですが

パステルや
このパステル色鉛筆で
描いた後
必ずスプレー式の定着剤を
描いた画面に吹き付けて
絵を保存して
ほしいということです。

そのまま保存すると
色がおちます。

スケッチブックなんかだと
隣に描いた違う絵と
色が混ざってしまったりします。

パステルは
チョークのような粉っぽさで
オイルやワックスが
入っていないので
粉だらけになります。

なので、最後に
粉がおちないように
定着剤という糊の
ようなもので
画面にくっつけてあげます。

これさえ忘れなければ
大丈夫なので
最後の定着剤のサーっと
ひと吹きを忘れないでください。

最後に、画期的な
色鉛筆について
お話ししていこうと
思いますが、どんなものかというと
消える・消せる色鉛筆です。

画材は日々進化している!?
風景を描く身近な画材。
消える・消せる色鉛筆とは?

この消える・消せる色鉛筆は
まだ販売されてから
そんなに年数は
立っていないと思いますが
知っている人も
たくさんいるのではと思います。

一つは、ペンで有名な
パイロットさんから販売されている
フリクション色鉛筆です。

この色鉛筆は
摩擦熱を利用した
消える色鉛筆です。

この色鉛筆は
ある一定上の温度になると
色鉛筆の色が消えて
透明になってしまう
という性質を持った色鉛筆です。

調べてみたところ
公式では、60℃以上になると
色鉛筆の芯が
無色透明になり

−10℃前後になると
消した跡が元に戻る
となっていました。

そういえば、発売当初
紙に描いた文字を
冷凍庫に入れたら
本当に消えるのか?

みたいな実験を
見たことがあったなと
思い出しました。。。
(゚∀゚)

この色鉛筆は本当に
「消える」ということについては
すごいです。

描く前と同じように
キレイに消えます。

フリクション専用の
消しゴムも売っていますが
各色鉛筆のお尻の部分に
消しゴムがすでに
ついているので

一本ずつ買っても
すぐに消すことができます。

不思議ですよね
色が熱によって
変化するなんて。

ってことは
この性質を利用したら
ある時は絵が
無色透明になり

ある時は絵が現れる
なんていうトリック絵を
描くこともできそうだな。
なんて思って
しまいましたが・・・

そしてもう一つは
三菱鉛筆さんから
販売されている
消せる色鉛筆
ユニアーテレーズカラー
という色鉛筆です。

セットで買うと
色鉛筆を消す専用の
消しゴムがついているので

塗り間違えたり
はみ出たりした部分を
消すことができます。

ただし真っ白に
描く前と同じぐらいには
消せない感じで

うっすらは残るかな
という感じです。
発色がとてもキレイで
パステルっぽいので
ぼかしたり、指でこすったり
するのにはとても向いています。

色鉛筆と言っても
こんな風に色鉛筆の
メーカーや種類によって
いろんな特徴や特性があるので
とても面白いですよね。


初めて消せる色鉛筆を試したい人には、12色で十分です。 使ってみて、もっと試したかったら、単品で一つずつ購入していくといいです。


こちらも、まずは12色から試してみて、あとは足りない色を単品でそろえていくといいです。


この消しゴムは、本当におすすめです! 色鉛筆でも、鉛筆でもどっちでも使えて、普通の消しゴムよりも力を入れずにキレイに消すことができるので、お年寄りや、子供にはとてもおすすめです!

今回のまとめ

今回は、相談されたこともあって
同じように思っている人の
ためにもと思って

今回は【色鉛筆】
画材は日々進化している!
風景画にも使える
色鉛筆と消しゴムとは?
ということについて
お話ししました。

知り合いのおばあちゃんには
色鉛筆はすでにあったので
ご高齢ということも考えて

あまり力の入らない
ごくごく軽い力で
鉛筆も、色鉛筆も消せる
消しゴムをプレゼント
しておきました。

きっと探せば
まだまだたくさん
便利な色鉛筆や
消しゴムがある
とは思いますが

今回は、私も使ったことがある
ものをいくつか紹介してみました。

ぜひ参考にしてみてください!
ではまた次回!
( ´ ▽ ` )ノ